今回は医学部合格までの道のりシリーズ第3弾ということで、私が高校3年生の時について詳しく書いていきたいと思います。現在の高校1~3年生の方の参考になれば幸いです。
目次
- 高校3年生の時の生活
- 高校3年生の時の勉強時間
- 高校3年生の時にしていた勉強
- 高校3年生の時にやっておけばよかったと思うこと
- 現在の高校3年生にむけたアドバイス
- 終わりに
高校3年生の時の生活
①4~6月(部活引退前)
4~6月はまだサッカー部の活動があったため、受験勉強をしながら部活もするというかなりハードな生活を送っていました。受験勉強の時間を確保するために、受験の役に立たないと思った授業は内職をしたり、授業の休み時間や昼休みの時間にも勉強をしていました。また、部活が終わって、家に帰った後も少しでいいから必ず勉強をするようにしていました。ただ、睡眠時間を削ってしまうとサッカーのパフォーマンスや勉強の時の集中力に悪影響が出ると感じたので、睡眠時間は最低7時間は確保していました。もうこの時期はサッカーか勉強しかしてなくて、サッカーが受験勉強の息抜きになっていました。
②6~12月(部活引退後)
6月の上旬頃に部活を引退してからは、勉強に自分のエネルギーを全て使っていました。時間さえあればとにかく勉強していました。もちろん、受験の役に立たないと感じた授業は内職をしたり、授業の休み時間や昼休みの時間も勉強をしていました。平日は、その日の授業が終わった後はすぐに学校の自習室にいって、自習室が閉まるまで勉強して、その後は家に帰って夜ご飯を食べて、風呂に入ってから23~24時くらいまで勉強して寝るという1日をずっと繰り返して、土日は学校の自習室が開いている日は自習室にいって朝から夕方まで勉強して、夜は家で勉強していました。学校の自習室が開いていない日はずっと家で勉強していました。
ほとんどすべての時間を勉強に使っていたのにも関わらず、模試の成績はほぼE判定だったのでかなりメンタルはきつかったです。それでも自分は合格できると信じて、あきらめずに毎日勉強を続けていました。
③12~1月(共通テスト前)
この時期になるとほとんど全ての教科の授業が共通テスト対策の授業となりました。この時期の授業は、共通テスト形式の問題を配られて、それを授業中に解くという、ほぼ自習のような形式のものでした。授業で共通テスト対策が始まったころに、私も共通テストの対策を本格的に始めました。最初はなかなか良い点数が取れず、12月に受けた共通テストの模試では660点くらいしか取れていませんでした。そこからさらに勉強のギアを上げて、死に物狂いで共通テストの対策をしていました。今振り返ると、高校3年間で一番きつかったのは、この共通テスト直前期だったと思います。
④1月~3月(共通テスト後)
必死に共通テストの対策をした結果、12月に受けた模試からかなり点数を伸ばし、本番では745点を取りました。ただ、河合塾の共通テストリサーチの結果、第一志望である北大の医学部医学科はD判定でした。この結果を受けて、正直、志望校を下げるかどうか悩みました。なんとしてでも北大の医学部医学科にいきたいという強い思いがある一方で、不合格になったらどうしようという恐怖心も同じくらいに強かったです。
しかし、「ここまで北大の医学部医学科に入るために一生懸命勉強してきたのに、少しでも可能性があるのに、ここで諦めて志望校を下げたら絶対後悔する。志望校を下げたって不合格になるかもしれない。人生は1度きりなんだから、自分が心から行きたいと思う大学を受けよう。それでだめだったら、もう1年勉強して再挑戦しよう。」そう思って、結局、私は第一志望を変えずに、北大の医学部医学科を受験しました。
結果は不合格になりましたが、振り返ってみると、やっぱり挑戦してよかったなと思います。もし、ここで挑戦していなかったら、挑戦しなかったことを一生後悔していたと思います。浪人しても北大の医学部医学科には行けませんでしたが、自分が成し遂げたいことに本気で挑戦できた経験は私自身を大きく成長させてくれたと思います。
高校3年生の時の勉強時間
ざっとこんな感じです。部活を引退した後からかなり勉強時間が増えています。それに高1と高2の時の勉強時間とは比べ物にならないですね(笑)。受験が終わる2月までは勉強時間が極端に少なくなっている月がないので、ちゃんと最後まで勉強を継続できていたことが分かります。このことに関しては高3の時の自分を褒めてあげたいです(笑)。
高校3年生の時にしていた勉強
ここでは、どの時期にどんな勉強をしていたかを書いていきたいと思います。使っていた参考書等は、また別の記事で詳しく紹介したいと思います。
・4~6月
この時期は基礎固めをメインにやっていました。特に数学に力を入れて勉強していました。部活もあって忙しかったですが、感覚が鈍らないように、英語の勉強も毎日していました。この時期から化学と物理の受験勉強も本格的に始めました。
・7~8月(夏休みの時期)
この頃には数学の基礎固めがある程度終わっていたので、数学に関しては、応用問題に取り組み始めました。物理と化学に関しても、学校の授業で習った範囲の基礎固めは終わっていたので、その範囲の応用問題にも取り組み始めました。英語は、英語長文をメインに勉強していました。なるべく毎日1題以上解くようにしていました。この時期は、英語の勉強を最低限にして、数学、物理、化学を中心に勉強していました。また、夏休み中に第一志望校の過去問を1年分解きました。
・9~11月
この時期は、数学の応用問題の勉強、物理、化学の授業で習った範囲の応用問題の勉強、毎日の英語の勉強に加えて、共通テストでしか使わない教科(リスニング、国語、地理)の勉強も少しずつ始めていました。ただ、11月に北大模試があるのでそれに合わせて勉強をして、北大模試が終わってから徐々に共通テストの勉強の比重を増やしていきました。
私の通っていた高校は物理と化学の授業の進度が遅く、全ての範囲が終わるのが12月の下旬頃でした。しかし、焦らずに習い終わった範囲を1つずつ完璧にしていくという意識で勉強をしていました。授業の予習は効率があまり良くないと感じていたので、あまり予習はせず、復習をメインに勉強していました。この時期にも過去問を少し解いていました。
・12~1月(共通テスト直前期)
この時期はほとんどの時間を共通テストの対策に充てていました。ただ、2次試験の問題を解く感覚が鈍らないように数Ⅲの問題は少しずつ解くようにはしていました。
・1~2月(共通テスト後~2次試験)
共通テストが終わった後は、2次試験の対策に全力を注いでいました。第一志望の北大の過去問をとにかく解いて、過去問を解いて苦手だと思った分野をこれまでに使った参考書等を使って復習していました。また、この時期には私立の大学の入試もあったので、受験する私立の大学の過去問も3年分くらい解いていました。この時期は、過去問を解く→過去問の復習→苦手分野の克服 というサイクルをひたすら繰り返す勉強をしていました。
高校3年生の時にやっておけばよかったと思うこと
高校3年生の時にはやれることは全てやっていたつもりなので、あまりやっておけばよかったと思うことはないですが、強いて挙げるならば、
理科(物理・化学)の予習をしない
ことです。
ただ、塾などに通っていて、塾の授業が分かりやすいならば、学校の授業の進度ではなく、塾の授業の進度に沿って勉強すると良いと思います。私の場合は塾に通っておらず、予習をするならば、0から自分で勉強する必要がありました。私は高3の夏休みの時に、有機化学の予習に結構時間を使っていたのですが、結局よく分からずに終わってしまったため、その時間をもっと別の勉強に時間を充てた方が成績が伸びていたのかなと今は思います。塾に通っていない人は、学校の授業の進度が遅いからといって、無理をして理科の予習をする必要はないと私は思います。予習をするよりも、それまでに習った分野を復習して固めていく方が効率は良いと思います。
現在の高校3年生に向けたアドバイス
私から現在の高校3年生に向けてアドバイスしたいことは以下の3つです。
①夏に達成したい目標、秋に達成したい目標を決める
②模試の結果で一喜一憂せず、毎日やるべき勉強をやる
③最後まであきらめない
以下、順番に解説していきます。
①夏に達成したい目標、秋に達成したい目標を決める
勉強のモチベーションを維持するためにも、第一志望校に合格するという最終目標から逆算して、夏と秋に達成しておきたい目標をそれぞれ決めておくと良いと思います。
ここでは、私が実際に定めた目標を紹介したいと思います。
夏・・・過去問の基本的な問題を解けるようにする
秋・・・北大模試でC判定以上を取る
②模試の結果で一喜一憂せず、毎日やるべき勉強をやる
正直、模試の判定で一喜一憂するのは時間の無駄です。そもそも、模試の判定なんて当てになりません。模試の判定は、その模試を受けた時点でのあなたの合格可能性を示すものであり、実際の入試を受けた時のあなたの合格可能性を示すものではありません。模試は、その模試を受けた時点でのあなたの学力を示すものでしかないのです。おそらく、ほとんどの方は最後に受けた模試から入試本番までに1か月以上時間があるはずです。1か月以上も時間があれば、成績はかなり変わります。それに、直前期というのは最も成績が伸びやすい時期です。だから、もしあなたが模試の判定が良かったからといって油断して勉強しなくなれば、他の受験生に追い越されてしまうでしょう。反対に、模試の判定が悪かったからといってそこで勉強をやめてしまえば、逆転できたかもしれないチャンスを逃してしまうことになるでしょう。
実際に、私の友達でも秋の大学別模試でA判定だったのに不合格になってしまった人や、逆に、秋の大学別模試でE判定だったのに合格した人もいます。実は私も浪人の時、秋の北大模試でA判定を出したのですが、北大の医学部医学科に合格することはできませんでした。
だから、模試の判定が良かったり悪かったからといって勉強をやめてはいけません。模試の結果にとらわれて本来の目標を見失ってはいけません。本来の目標は第一志望の大学に合格することですよね。だったら、模試の結果にとらわれず、目標を達成するために、毎日やるべき勉強をやるべきです。
③最後まであきらめない
受験生になって受験勉強を続けていると、どこかで必ず「もう成績は伸びないんじゃないか。」、「本当に合格できるのかな。」などと、自分自身に限界を感じたり、合格できるか不安になったり自信をなくしてしまうタイミングがあると思います。実際、多くの受験生がこのような思いをするでしょう。しかし、そのような時に頑張り続けることができる受験生こそが本当に強い受験生であり、合格できる受験生であると思います。受験とは自分との闘いです。最後まであきらめず、自分に勝ち続けて努力を続けた先に合格が待っているはずです。どんなにつらくても、最後まであきらめず、目標に向かって全力で立ち向かい続けることが合格に1番必要な要素だと私は思います。
終わりに
今回の記事はメンタル面のアドバイスが少し多かったかもしれません。私は、受験の結果はメンタルにかなり左右されると思っているので、今回の記事はメンタル面のアドバイスを多めに書きました。次の記事では、私が宅浪していた時について書いていきたいと思います。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
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