【医学部合格までの道のり②】高校2年生編

大学受験

 今回は医学部合格までの道のりシリーズ第2弾ということで、私が高校2年生の時にどのように過ごしていたかについて書いていこうと思います。現在の高校1年生や高校2年生の方の参考になれれば幸いです。

 目次

  • 高校2年生の時の生活
  • 高校2年生の時の勉強時間
  • 高校2年生の時にしていた勉強
  • 高校2年生の時にやっておけばよかったと思うこと
  • 現在の高校2年生に向けたアドバイス
  • 終わりに

高校2年生の時の生活

 高校2年生になり、私は理系に進みました。授業の内容も少しずつですが、受験を意識したものになっていきました。私の周りの人も受験を意識し出す人がちらほら出てきました。私はというと、2年生になっても全く受験を意識せず、1年生の時と同じように、ただ学校に行って、部活をして、家に帰った後はだらだらして寝るという生活を続けていました。もちろん、休日も部活をするか、部活がない日は友達と遊んだり、家でだらだらしていて受験勉強など全然していませんでした。今振り返ってみると、この時の私は大学受験からただ目を背けていただけなのかなと思います。

 ただ、こんな私にも転機が訪れました。私が本格的に受験を意識し始めたのは、高校2年生の1月頃でした。具体的には、1つ上の学年の先輩方が共通テストを受けた後です。私の尊敬する部活の先輩も共通テストを受けていました。偶然、共通テストの後にその先輩と高校の校舎内ですれ違った時があって、その時の先輩の顔がとても印象に残っています。その時、先輩は本当にこの世の終わりみたいな絶望した表情をしていました。あまりにも表情に覇気がなかったので、私は声もかけることができませんでした。この時に、私は受験の厳しさを悟りました。「あの尊敬する先輩でもこんなに苦しい思いをするんだ。」と。この出来事をきっかけに、私は受験に対して本気で向き合うようになりました。

 もう一つ、私が印象に残っている出来事を紹介したいと思います。このことは今でも鮮明に覚えています。それは、1つ上の学年の先輩の卒業式の日のことでした。卒業式の日には、私の所属しているサッカー部で卒業生を送り出す会というものを毎年やっているのですが、その時に私の尊敬する先輩からかけられた言葉を今でも覚えています。「もっと早くから受験勉強をしておけばよかったなって本当に後悔してる。そうすればもっと良い大学に行けたと思う。お前は俺みたいになるなよ。お前ならできるから。頑張れ。」こんなことを先輩から言われました。この言葉を聞いて、私は後悔のない受験にしようと心の底から誓いました。今思うと、この言葉が受験勉強のモチベーションを支える一つの要因になっていたと思います。この先輩は私が共通テストを受ける前日に応援のメッセージもくださったので、本当に感謝しています。(しかも、高3の時と浪人の時の2回とも)

高校2年生の時の勉強時間

 高校2年生の時の勉強時間はざっとこんな感じです。全体的に勉強時間が少ないですね。特に12月なんかは驚異の12時間(笑)。平均して1日30分も勉強してないですね。この時期にこの勉強量はさすがにまずいですね。高校2年生の4~1月までは高校1年生の時とあまり勉強時間が変わってないですが、2月からは勉強時間がかなり増えてます。1月から本格的に受験を意識し始めたのでこんな感じになったんだと思います。3月は春休みに入ったこともあって勉強時間がかなり長くなってます。

高校2年生の時にしていた勉強

 ここからは私が高校2年生の時にしていた勉強について書いていこうと思うのですが、受験勉強を本格的に始める前と後の2つの時期に分けて書いていこうと思います。

〇受験勉強を本格的に始める前(4~1月)

 この時期は基本的に高校1年生の時と同じで、

  • 授業の予習・復習
  • 定期テストの勉強
  • 定期テスト・模試の復習

これしかやっていませんでした。この時期は本当に最低限の勉強しかしていませんでした。高校2年生になると授業の予習・復習にも慣れてきてさらに授業の予習・復習にかける時間が減っていたと思います。詳しい事は高校1年生編の記事を参照してください。

〇受験勉強を本格的に始めた後(1~3月)

 この時期には、

 ①第一志望校を決める

 ②受験勉強の計画をざっくり立てる

 ③英語・数学を中心に勉強

のような順番で勉強していました。以下、順番に解説します。

①第一志望校を決める

 受験勉強を始めると決意した時に、まず最初に私がしたことは第一志望校を決めるということでした。なぜなら、大学によって入試科目の配点や問題の傾向が違い、必要な対策が異なると思ったからです。

 この時点では、私は行きたい学部も決まってなかったので、まず行きたい学部から決めることにしました。いろいろ考えた結果、将来は医師になりたいと思い、医学部医学科を目指すことにしました。

 次に、どの大学に行きたいのかを考えました。この時、私はできるだけ上を目指したいという思いが強かったため、最大限の努力をすれば自分がギリギリ行くことができそうで、かつ自分が本気で行きたいと思えるかどうか、という基準で大学を選びました。その結果、私は北海道大学の医学部医学科を第一志望にしました。

 これは私の意見ですが、第一志望校は時間をかけてしっかり考えて決めるべきだと思います。なぜなら、第一志望校という目標に向かって長い期間勉強していくことになるからです。やるべき勉強も当然第一志望校によって変わってきます。そのため、第一志望校が何回も変わってしまうと受験勉強の計画も立てにくくなってしまいます。さらに、目標がブレブレだと、勉強のモチベーションを維持するのも当然難しくなってしまいます。そのため、第一志望校は時間をかけてもいいのでしっかり考えて決めることをおすすめします。第一志望校がはっきりしていて目標がブレない方が受験勉強の効率がかなり良いと思います。

②受験勉強の計画をざっくり立てる

 第一志望校を決めた後、私は受験勉強の計画をざっくりと立てました。

具体的には、

  • 基礎をいつまでに終わらせて、過去問と応用問題にいつから取り組むか
  • 基礎を勉強するために使う参考書、問題集と、応用問題を勉強するための参考書、問題集

これらのことを各教科ごとに決めました。これらに関しては自分でインターネットや本で調べたことを参考にして決めていました。おすすめの参考書などはインターネットや本などで紹介されているのでそれらを参考にして決めるとよいと思います。このブログでも私が使っていた参考書なども紹介していきたいと思います。

③英語・数学を中心に勉強

 第一志望校を決め、受験勉強の計画を立てた後、まず私は英語と数学の勉強を中心に勉強を始めました。なぜなら、英語と数学は勉強しなければいけないことが多く、他の教科に比べて成績が伸びるのに時間がかかってしまうからです。

 英語と数学以外の教科は授業の予習・復習、定期テストの勉強、定期テスト・模試の復習くらいしかやっていませんでした。しかし、英語と数学はこれらに加えて他の勉強をしていました。この時期にやっていた数学と英語の勉強をここで紹介したいと思います。

〇数学

 数学は青チャートを使っていました。この時期はひたすら青チャートの問題を解いていました。

〇英語

 英語に関しては単語、文法、長文、和訳、英作文、リスニングに分けて説明していきたいと思います。

・単語

→この時期からコツコツと勉強していました。単語帳はターゲット1900を使っていました。

・文法

→文法に関しては定期テストの対策をしっかりしていたおかげでほぼ仕上がっていたため、あまり勉強していませんでした。使っていた教材は、学校で配られたものとNext Stageです。

・長文

→英語の勉強で一番重点をおいて勉強していました。最低でも1週間に2題以上は解いていたと思います。そして、過去に解いた英語長文を毎日必ずシャドーイングや音読をするようにしていました。シャドーイングと音読はかなり効果があると感じたので毎日やることをおすすめします。教材は、学校で配られたものを使っていました。

・和訳

→和訳は長文と並行して少しずつ勉強していました。使っていた教材は基礎英文問題精講です。

・英作文

→英作文は得意だったのであまり勉強していませんでした。使っていた教材は学校で配られたものです。

・リスニング

→長文の勉強でしていたシャドーイングや音読をリスニングの勉強としていました。実際、かなり効果がありました。

高校2年生の時にやっておけばよかったと思うこと

 私が高校2年生の時にやっておけばよかったと後悔していることは、もっと早くから受験勉強を始めることです。今思うと、遅くても高2の夏休みくらいからは始めておくべきだったと思います。旧帝大クラスの医学部医学科に合格するような人はおそらく偏差値の高い私立の高校に通っていて、高校1年生の時、もしくは高校に入る前から大学受験を意識した教育を受けている人が多いと思います。旧帝大クラスの医学部医学科に合格するのであれば、そういう人たちに勝たなければいけません。それなのに、ほぼ毎日のように部活をしている私が1年ちょっとの勉強でそのような人たちに勝てるとは思いません。実際、高2の1月から本格的に受験勉強を始めましたが、結果、第一志望の北大の医学科には合格できませんでした。たしか、合格最低点から30点くらい低かったと思います。高3の直前期にかなり成績が伸びた気がするので、あともう少し、あと数か月早く受験勉強を始めていれば結果は変わっていたかもしれません。

 もし、この記事を読んでいる方が東大、京大、国立の医学部医学科に合格したいと思っているならば、どんなに遅くても高2の夏休みまでには本格的に受験勉強を始めていないと現役合格は厳しいと思います。(中には短期間の勉強で合格する人もいますが、そういう人は実際少ないのでなるべく早いうちから勉強を始めることをおすすめします。)

現在の高校2年生に向けたアドバイス

 現在の高校2年生に私からアドバイスしたいことはたった一つだけです。それは、今すぐに受験勉強を始めるということです。正直、高校1年生のうちはたくさん遊んで好きなことをしても良いと思いますが、高校2年生になったら受験勉強を始めていかないと難関大に現役で合格することは難しいと思います。高校3年生になってから受験勉強を始めればいいと思っている方、その考えはすぐに捨てたほうがいいです。高校3年生になっても、思っていたより受験勉強をする時間が確保できないことが多いです。だからこそ、高校2年生のうちから受験勉強をスタートしてください。私みたいにもっと早く始めておけばよかったと後悔する前に。

 受験勉強を始めると決意したらまずは第一志望校を決めましょう。そして、受験勉強の計画をざっくりで良いので立ててください。そうしてから実際に受験勉強を始めていきましょう。受験勉強の計画は受験勉強を進めながら少しずつ修正していけば良いので、この時点では本当にざっくりで大丈夫です。

(計画の立て方についてはこの記事の上の方に少し書いてあるのでそちらも参考にしてください。)

終わりに

 今回の記事では私が高校2年生の時について詳しく書きました。長くなりましたが、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。次は、私が高校3年生の時について詳しく書いていきたいと思います。

 

 

 

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